2015年7月3日金曜日

S先生の話

     
                                                                      H27. 7. 3
     
 お陰様で、野球部が、渡島支部の代表校として札幌円山球場への出場となりました。
 新聞各紙でも大きく取り上げていただきましたが、決勝戦は延長12回にサヨナラ勝ちをおさめる感動的な試合内容でした。「心を一つに」のスローガンどおりに、チーム一丸となった粘り強い試合運びで勝利を手中にしました。何よりも監督や部長との信頼関係のもと平素の練習結果を形に現したことが立派で嬉しい限りです。また、スタンドでの野球部員や全校応援の本校生徒の応援態度も立派でした。
 対戦チームの函館工業高校野球部の皆さんには、こうした試合のできましたことに感謝申し上げます。さらに、後援会や父母会、日頃から御支援していただいております方々、応援に足を運んでいただきました皆様に、この場を借りまして心から感謝申し上げます。
 さて、今朝の職員打合せで野球部部長のS先生から話がありました。
 その中で、「これからもひきつづき学校生活をきちんとし学業を疎かにしないよう部員の指導していきます。また、学校祭の準備にもきちんと取り組ませていきたいと思いますので先生方もよろしくお願いします」と、前日の全校応援への感謝の意を述べられる中で語っておられました。前回のブログのY先生も然り、指導者として斯くありたいと思いました。監督も、練習してきたことが勝利につながり嬉しいと話しておられました。
 みんなで、心から知高野球部を応援したいと思います。きっと、円山球場に知高旋風を起こしてくれるものと期待します。
 一方で、校長はひねもす考えます。知高野球部のファンが増えるのはよかばってん、部員がおかしなことに巻き込まれたりせんばよかが・・・、今後の応援態勢どげんすればよかかねえetc。
  そんな想いをよそに、先程の掃除の時間に話した野球部のN君は、私が「一夜明けて世界は変わりましたか?」と尋ねると、「気持ちはなにも変わりません。なによりも、もっと野球ができることが嬉しいです」と、当日の試合内容にも触れて爽やかに語ってくれました。
 周囲の期待とか外野の思惑にとらわれず、純粋に好きな野球を1日でも長くつづけられることをただ祈っています。そこにこそ、勝つことへの活路が開かれるものと考えます。