2015年5月11日月曜日

知内町の日本一

                                                                           H27.5.11

  過日、知内町の教育関係者による転入者の歓迎会が行われました。その席上、網野副町長がご挨拶の中で、知内町の三つの日本一について述べておられました。
 その一つが、挨拶です。
 きょう日、迂闊に小学生に声を掛けると不審者扱いされるのではないかと、おはようの一言を発するのにも妙に身構えてしまいます。自分自身、昨年赴任してきて当初、道ですれ違う子ども達が口々に挨拶をしてくれたのに感動を覚えたのを記憶しています。勿論、本校の生徒も同様で、赴任時の緊張感が払拭されました。子ども達だけではありません。住民の方々皆さんと挨拶を交わすことのできる町です。小学校の校庭で幼子を遊ばすお母さんも穏やかな表情で声を掛けてくださいます。農道を走っていて、すれ違う人たちに声を掛けても怪訝な表情を浮かべるひとはいません。
 知内町は、そんな挨拶日本一の町。歩いていて気持ちのよい土地です。
 では、こうした現象は風土や文化でしょうか?考えますに、教育だと思います。更に、政治でもあると思います。僭越をご寛恕いただいて申しますなら、生涯教育の視点が町政にしっかりあることに起因すると考えます。上述の、副町長のご挨拶の内容にもそのことが十分うかがえました。教育委員会が先進的な取組を導入する中、学校も校種によらず鋭意教育活動を推進することができます。道立高校からすると、予算面やその他である種の特区の位置づけになるかもしれません。コミュニティースクールの導入、インクルーシブ教育や英語教育の充実等々、道内でも先進的な取組が展開されています。
 一方で、地元校長会において、田中教育長から本年度の学校教育推進の説明の中で、蛍を育ててみませんかとのお話もありました。皆さん、蛍!?って思いませんか。面白そうでしょ?このことについては、いつかしたためます
 郡部校の灯が消えていくことに思いを巡らす時、知内町の日本一に学校存続のヒントがあるような気がします。


 (昨年度の校外清掃の様子①)
 
  (昨年度の校外清掃の様子②)